きれいな地球を守る会

新種のザリガニが生態系を破壊する?! 

クローンがどんどん増えていくマーブルクレイフィッシュ

生態系を破壊しかねない新種のザリガニとして、世界中で警戒されているのがマーブルクレイフィッシュという種です。
マーブル模様をしているザリガニで、見た目は普通なのですが、その生殖の仕組みが脅威となっているのです。
なんとこのマーブルクレイフィッシュは、メスしか存在しないのですが、それでも増殖することができるのです。

メスの状態で卵を生み、それが子として生まれ成長していき、母親と同じ遺伝子を引き継いでいきます。
オスがいなくてもクローンを作るかのようにどんどん増殖していくため、非常に速い勢いで増えていってしまうのです。
最初はヨーロッパで生まれたマーブルクレイフィッシュですが、今では世界中でその生態が確認されていて、日本でも見つかっているほどです。

環境に関係なく増え続けていくため生態系への影響が強い

このマーブルクレイフィッシュは、環境適応能力も強く、世界中の様々な場所で発見されるようになっています。
最初は一匹だけだったのが、愛好家によって飼われ、その後捨てられるなどして自然の中で増殖するようになっていきました。
たった一匹だけでも生殖が可能ですので、適応できる環境であれば事実上どこででも増え広がっていくことになります。

当然生存能力は他の種よりも強くなりますので、他を抑えてどんどん多くなっていきます。
エサの確保などの点でも一度増えると、他の種を圧倒することになり、在来種を圧倒してしまう可能性があります。
実際に、アメリカやヨーロッパなどでは、一部の河川でマーブルクレイフィッシュが多くなり、他の種の生存を脅かしていることが報告されています。

在来種を守るための運動を進めていく必要がある

マーブルクレイフィッシュは非常に珍しい生物であるため、最初は愛好家が興味本位で持つようになり、その後自然に捨てたことから世界中で繁殖が進んでいったと考えられています。
現在に至っては、マダガスカルを始めとしてすでに在来種を圧倒してしまっている地域もあり、いかにして在来種を守るかが課題となっています。
マーブルクレイフィッシュの駆除を効果的に進めていかないと、無限に増えていく可能性がありますので、できるだけ早い段階で、しかも広範囲で行っていかないといけません。

マーブルクレイフィッシュの脅威は、たった一匹の個体であっても増えるということですので、駆除も中途半端なものではあまり意味がありません。
しっかりとした協力体制を各国で作り、効率よく運動を進めていく必要があるのです。
生物学的には非常に興味のあるザリガニではありますが、その繁殖力の強さからこれからさらに強い勢いで増殖が進んでいき、在来種を圧迫してしまう恐れがありますので駆除は欠かせない方法だと言えるでしょう。

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